製造工程
1. 生地取り・切り出し
甲羅を糸のこで切り出し、
厚みを出すために何枚か重ねていきます。
ひとつひとつ異なる模様や色を合わせるには
職人の確かな目が必要となります。
甲羅を糸のこで切り出し、
厚みを出すために何枚か重ねていきます。
ひとつひとつ異なる模様や色を合わせるには
職人の確かな目が必要となります。
ガンギやすりや小刀で
甲羅の傷んだ部分を荒削りしたのち、
布ペーパー等で磨いて表面を滑らかに整えていきます。
重ねた生地を水と熱、圧力で張り合わせます。
シンプルな作業に見えますが、
さまざまな要素が集約された重要な工程です。
ひとつひとつ甲羅の特性によって
熱を加える鉄板の温度や張り合わせるタイミングが異なるため、
素材の個性を見極められる熟練した職人の感覚が必要とされます。
張り合わせたものの形を
やすり・小刀・サンドペーパー等で整え、
型に合わせて曲げていきます。
必要に応じて機械を使った切削も行います。
機械で下磨きを行い、
さらに研磨剤と柔らかい布で丁寧に磨いて光沢を出します。
最後にフレームに取り付けます。