KameManNen|カメマンネン
BEKKO TAIMAI

タイマイ

鼈甲の原料となる「タイマイ」は、
熱帯から亜熱帯の海に生息するウミガメの一種。
なかでも特徴的なのが、その甲羅の構造です。
表面には艶やかな模様が浮かび上がり、
成長とともに薄い層が幾重にも重なって、
まるで木の年輪のように厚みを増していきます。

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さらに、それぞれの層の内部には、水分を通す微細な管(コア)が含まれており、
これによって鼈甲は温めるとやわらかく曲げられるという、加工に適した特性を備えています。
この自然が生み出した構造は、今なお人工的には再現されていません。
素材としての美しさだけでなく、複雑で繊細な仕組みそのものが、その希少性を物語っています。

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参考資料
「復版 玳瑁亀図説 天・地」東京鼈甲組合連合会

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